プロフィール

    Ran Kazura

    Author:Ran Kazura
    こんにちは!

    このサイトでは普段のお仕事とは切り離して
    私がなんとなーく思った事などを不定期にアップしています

    ちょっと放置気味かもww

    現在東京都在住
    占い師、ドラマー。
    趣味:バイク、、お宮巡り、空を見上げること。
    好きな食べ物:お寿司、あ刺し身、麺類。
    嫌いな食べ物:思い付かないなぁ・・・。

    Ran Kazura

    カテゴリー
    最近の記事
    月別アーカイブ
    メールフォーム

    名前:
    メール:
    件名:
    本文:

    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    スポンサーサイト

    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。

    告白自伝 『過去日記』 3歳(その4) classic







    告白自伝 『過去日記』 3歳(その4)




    父が外出していた、ある日の夜。。。

    「母は、お友達の所へ遊びに行く」 と言って、私を一人残し出掛けてしまった。

    『ガチャ~ン・・・ガチャ!・・・』
    昔のマンションによくあった、スチール板のドアが大きな音を響かせながら閉められる。 続いて鍵の音。。。

    経験的に信じられないと分かっては居たものの、実の母親の言っていた 「すぐに帰ってくるから・・・」 と言う言葉を唯一の拠り所にして、自分一人ではどうする事も出来ない不安感に耐えていました。
    泣きながら背のとどかない窓へとよじ登り、道路を見下ろして、父や母が歩いて来やしないかと、ずっと眺めていた。
    父と母を呼びながら、その姿を探しながら・・・でも、誰も帰って来やしない。。。


    手の力が無くなり床に降りて、また両親を呼んで叫び泣く・・・そしてまた窓へ。。。
    どれくらいたっただろう? そんな事を繰り返しているうち、おトイレの大きい方がしたくなっていた。
    誰かが帰って来るまで、 『我慢しなくちゃ』 と思い、必死で我慢していたのを憶えている。

    何故かと言えば、当時のトイレは、ほとんどが和式で、洋式はまだ珍しかった時代。 体の小さかった私は、和式のトイレを跨ぐ事が出来なかったから。

    でも、もう我慢出来ずに、決心して一人でおトイレをする事に! 
    半ズボンを脱いで、パンツを脱いで、トイレへ向かう・・・が、やっぱり足が滑って落ちてしまい、跨ぐことが出来ない。
    トイレから出て来て、どうしようか? とベソをかいていた。

    そんな時ドアの外で物音が・・・
    私は慌てて駆け寄ると、ドアに付いている新聞受けの小窓から、外を覗きました。 するとそこには、父でも母でもなく、隣の戸への出前を終え、帰ろうとしている出前持ちのお兄さんが・・・きっと小窓から覗き、ワーワー泣いていたのでしょう。 そのお兄さんはすぐに私に気付き、こちらに来て小窓に目線を合わせてくれました。

    『ぼく、どうしたの?』

    この問いに私は要領を得ないながらも、必死に説明しました。
    そして、ドアの鍵を開けようと、精一杯の力を込めるのですが、そのドアの鍵は、金属製の四角いボックスの上に、楕円形のツマミが付いている物で、3才の子供には到底開く様な物ではなく・・・

    『ぼく、おなか空いてるか?』
    それにどう返事したのか覚えていませんが、きっと空いていると答えたのでしょう。

    『大丈夫だよ! お父さんもお母さんも、すぐ帰って来るからね! 泣かないで待ってるんだよ』 
    と言い残し仕事に戻っていきました。 階段を下りながら、何度も何度も振り返ってくれていたのを覚えています。

    また一人・・・
    それからどれ位たったでしょうか? 長く感じたけど、もしかしたら10分か15分位だったのかも知れないけど、あのお兄さんが又来てくれたんです。

    小窓の前にしゃがむと、手に持っていた包みを解いて、小窓からバナナを入れてくれました。 でも私はソレを受け取っても、食べる事はできなかった。
    孤独感と不安感で! と、言うのもあるかも知れない・・・しかし、それ以上にこんな事してもらったら、後で親に物凄く怒られる・・・結果捨てられる。
    そう思っていたから食べられなかった。

    その様子を見てお兄さんは
    『遠慮しなくてイイから食べなさい! 美味しいから食べな!』 と心配そうに言ってくれていました。

    『ぼく、おそば好きかい?』 そう! そのお兄さんはお蕎麦屋さんだったんです。 すぐ戻って来るからと言って、慌てて店へ戻ると、温かいおそばを持って来てくれました。
    お兄さんは箸でおそばをとって、小窓から入れてくれようとしたのですが、上手くいきませんでした。

    そうこうする内、父が帰ってきました。 父は、母が家に居るものだとばかり思っていたので、当然慌てて帰って来た訳ではありません。

    私はそんな父に泣きつき、父はおそば屋さんから、事情を聞き、事態を把握したのです。。。



    数日後、父が留守の間、まだ外は明るいと言うのに、母は部屋の窓とカーテンを締め切り、ドアには鍵とチェーンを掛け
    『お昼寝しよう』 と、私に言うと、私を布団に寝かし付けました。

    私は直感的に、 『寝ちゃダメ』 と言う思いにかられ、母の行動を見守っていると、母は台所へ行きガスコンロに火を点け、今度はその火を 『フーッ!』 と息で消したのです。
    『お母さんは私と心中する気なんだ』 と・・・幼いながら、そう思いました。

    私は起き上がり、母の側へ。
    『お母さん、危ないよ、死んじゃうよ・・・』  

    『いいのよ。 寝ましょう・・・』 私を布団へ引き連れる

    『お母さん!』 布団に入ってからも、私は言い続けました。

    その度に私の左隣に横になった母は、体を起こそうとする私を手で押さえて、無感情な口調で・・・
    『寝るよ! もう寝なさい!』 

    私は母の顔・天井・ガスを出し続けるコンロに目をやりながら、どうする事も出来ず、母の側にいました。

    部屋が、かなりガス臭くなった頃、玄関の鍵が開く音が・・・私は慌てて
    『お父さんだよ! 鍵開けなくちゃ!』 と、母を振り返りましたが、母はそんな私を制し、手で私を布団に押し付け、横になっています。

    が、父はドアにチェーンが掛かっている為、中へは入って来れません。
    ドアの隙間から、ガスの臭いと消えているコンロを見て、近くの電気屋さんからノコギリを借りて来て、チェーンを切り中へと入って来ました。

    私はその姿を見て泣き出してしまい、その後どうなったのかは、あまり覚えていません・・・







    父は、私が17の時に亡くなりました。 母は、私が3~4才の時に生き別れました。 今もどこかで元気にしているのか・・・

    私は、私の両親の事が元で、今まで自分の身に起こった事の全てを、ココに書くつもりです。
    多分時間は掛かりますが、書くつもりです。 それが自分の生い立ちへの仕返し・・・ケリをつける事になる気がするから。
    そして、それを読んで頂いた人の中で、一人でも、この様な 『大変稀な』 経験をしてきた人間も居るのだな! と、少しでも励みに感じてもらえたら、私にとって何よりの幸いです。。。






    (つづく)     



    *当ブログ内の文章・画像の転用・盗作は禁じます。






    スポンサーサイト

    カレンダー
    05 | 2017/06 | 07
    - - - - 1 2 3
    4 5 6 7 8 9 10
    11 12 13 14 15 16 17
    18 19 20 21 22 23 24
    25 26 27 28 29 30 -
    ブログ内検索
    RSSフィード
    リンク
    天気予報

    -天気予報コム- -FC2-
    最近のトラックバック
    QRコード
    QRコード

    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。